①作品の魅力
私が選んだメイカーと作品は千成工業株式会社のグナッシ~というものです。この作品はコンビニのおにぎりから具だけを抜き取るというもので、「第2回くだらないものグランプリ」で優勝した作品です。最初に見た時はなぜか目について、気になったため自分で調べることをしました。調べる前から何らかの魅力を感じた作品でしたが、調べて最初感じたことは「なんか温かくておもしろい」というものでした。そのように感じた理由は2つあります。
1つ目は、最高にくだらないのに精度は完璧なことです。このグナッシ~という作品は千成工業というしっかりとした町工場の会社で作られたものです。そのため腕のいい技術者と設備が整った工場で作られたものであると考えられます。このくだらないもののためにレーザー加工機やレーザー溶接機などの技術を使ったと思うと面白いなと思ってしまいました。
2つ目は社員のために作られたからです。この作品は社員が梅おにぎりが食べられないという話からできたものです。この会社では残業時にコンビニのおにぎりやパンを買ってくるのですが種類はバラバラで早い者勝ちで選びます。その時梅おにぎりが残ってしまい、梅が苦手な社員が食べられなくなってしまいました。それがきっかけで「具、取り出したらいいじゃん」と作られたものがグナッシ~でした。この話から社員同士仲が良い温かい職場なのだなと魅力を感じました。また、私がいいなと思ったところとして、製造コストの話です。製造コストの話ではグナッシ~本体の話ではなく試作時のおにぎりの話をしていて、「コンビニのおにぎりを毎日20個以上試し、体重が5㎏増えた社員もいました。」というようにかなり身を挺して真面目に行われていると感じました。くだらないことにもまじめに取り組む姿はやはりいいものを産み出すのだと思いました。
②理由の分析
魅力を感じた理由の分析としては以下のことが考えられる。
技術がある人が本当に何にも役に立たないようなくだらないものを作っている状態が面白いと感じている。そんなくだらないものを作ることに対してもまじめに考え、出来としてはとてもいいことができている。それはものづくりに対して真剣であると感じられるところや、なんだかんだ自分たちが作りたい、面白いと思ったものをきちんと作っているということが感じられるため自分はこのメイカーと作品を魅力的に感じたのではないかと考えた。また、人のことを考えた作品でもあるため温かみがあると感じたのではないかと考えた。
画像がどうしても載せられなかったため参考にしたサイトをのせます。面白いので時間があればちょっと覗いてみてください!
おにぎりの“具”を抜くマシンが「くだらないもの」日本一に…従業員13人の町工場に誕生秘話を聞いた|FNNプライムオンライン
ものづくり企業が真剣にバカなことやっているの最高ですよね。魔改造の夜にという番組、ぜひ見てみてください!
そもそもこの機械を作るのは考えてなかったです。
濱田さんの感想文を読んだら、さすがに日本の技術だと感じました。
ちゃんと細かいところを考えているのは感動します。