第一回課題です。長くなってすいません。
①見つけたキュンな作品の魅力
作品の魅力を語る前に、前置きから話させてください。これを読んでいる方はNHKの『魔改造の夜』という番組を知っていますか?一言で説明するなら、「番組側が設定した競技で企業や大学が既存の商品を各自で改造して勝負をする番組」なのですが、その競技内容が良い意味でふざけているんです。『トースター高跳び』、『扇風機50m走』、『脚立25m走』、いままで生きてきた中で一度も聞いたこともない競技。それにエンジニア達が真剣に、本気で挑むという構図に毎回わくわくさせられます。
そんな番組の中で私が特に気に入っているのが、『ビニール傘 滞空時間マッチ』の回。ルールは、「改造後の傘が雨を凌げるものであること」と、「高いところから傘を落下させその滞空時間を競う(チャンスは2回)」、この2点だけ。集まったエンジニアは『S津製作所』『Tレ』『Hルトップ』の3チーム。そして私が紹介したいのが『S津製作所』が魔改造してきた『カサフライちゃん』、『カサフライさん』です。
このお題は、「傘を握って空を滑空する」、誰しも一度は想像したことがあることを実現させてくれるように思いました。実際『S津製作所』以外の2チームはそのプランで改造を進めましたし、実験結果からそれが安定した記録を出せることはわかっていました。でも、その想像像はあくまで”滑空”。風ありきの落下です。しかし、『S津製作所』は違うアプローチをしたんです。
https://www.shimadzu.co.jp/aboutus/makaizo/second-night/index.html
このサイトを見ていただけたらわかる通り、モーターを使って傘の骨を動かし傘を飛ばすという方向に舵を切ったんです。成功確率が低い(確か試算で一桁%とか)にも関わらず、傘を飛ばすというロマンをとったんです。
②その作品に自分がキュンキュンした理由の分析結果
結果から書くと『S津製作所』は傘が羽ばたきはしたものの、1回目が2秒、2回目が3秒で負けてしまいました。が、私が惹かれたのは1回目が終わった後の反応です。チーム全員がうれしそうに笑っているんです。楽しそうに反省点を話し始めたんです。その空間は失敗したことよりも傘が羽ばたいたことへの喜びであふれていました。そして2回目も終わり、このときにはチームのリーダーは笑い泣いていました。
私には、そのものづくりへのマインドがぐっと刺さりました。「失敗を恐れない」、「やりたいことを全力でやる」、シンプルで、でもどこかで忘れてしまっていたものを思い出させてくれます。
最後に、『S津製作所』へのインタビュー動画がYouTubeにアップされていたので貼ります。
https://www.youtube.com/watch?v=AS6LyZAvlBw
③この授業への意気込み
めちゃめちゃ楽しみです。ただ、最終製作がT5の後半ということは他の講義のテストがしんどくなる未来がわかりきっているので、早めに何つくりたいか考えておきます。

魔改造の夜,僕も大好きです。ターザンの回を見て,強く心を揺さぶられたのを覚えています。みんな全力でやっていたのを見てるから,挑戦した後,失敗しても,成功しても感動しちゃいますよね。いつかあそこまで全力のものづくりをしてみたい...。と思っています。
そうなんです!T5,忙しい時期なので,早めにつくれるうちにやっておくことをおすすめします!