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フォーラム記事

渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2023年2月06日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回はついに最終課題!「生活を少しでも豊かにするものを作ろう!」 ということで、これまで身につけた3DCAD・レーザーカッター・3Dプリンター・プログラミングの知識・技能を用いて、前作の「モゾット」に続く新たな電動ペットを作ることにしました! (以下、少々茶番にお付き合いください) 突然ですが皆さん! ペットをお求めではありませんか!? ・・・っていって、前回は電動ペット「モゾット」を紹介しましたね。 今回はモゾットのお友達、「ピョコット」のご紹介です! さあまずは100聞くよりも1見ろ!ということで、こちらがそのピョコットです! どうですか!モゾットのようなつぶらでかわいらしい瞳! 少し細長いけどそれでもちょこんとしたサイズ感の脚! そして丸みを帯びた羽! ビジュアル的にはモゾットに負けずとも劣らない可愛さでしょう! 更にこのピョコット、モゾットととは動きが違います! 感の良い方はおわかりでしょう・・・なぜ「ピョコット」という名前なのか・・・ その理由は次の動画にあります! ここに写っているのは、「ぴょっこぴょっこ」と跳ね回るように動く「ロボット」・・・そう!だから「ピョコット」なのです! こんなに立派な羽を持っているのに、ピョコットは飛べません・・・。そんなことはピョコットも分かっているでしょう・・・。 でもピョコットは頑張り屋さんなので、飛ぼう飛ぼうと何回も跳ね回ります! その健気な姿は、モゾットとはまた違った癒しを、あなたに与えてくれるでしょう! 勿論、モゾットと同様に、餌はダイソーの9V乾電池(税込み110円)で事足りますし、このサイズ感ならおうちの中を飛び回るだけでも立派な散歩です!また、ちょっと壊れてもすぐ治せるので、あなたのお手を煩わせることはなくなるでしょう! ・・・え?「でもモゾットよりも活発だから、気づかないうちにどこかに行ってしまいそう?」 ご安心ください! このピョコット、実は付属のコントローラーにより、あなたの言うことにも忠実で、お利口なペットとなり得るのです! 付属のコントローラーには、A・Bの2つのボタンが用意されており、AボタンとBボタンを同時に押すと飛び回るのをやめます。そしてAボタンを押すと前に跳び、Bボタンを押すとお座り状態になります。 これがあれば、勝手にどこかに行ってしまうということはありません! 「いつでも帰りを待っていてくれるかわいいペットが欲しい!」「さみしいけど手がかかるのは嫌だ・・・」「モゾット1匹だけじゃかわいそう・・・」そんなあなたのおうち事情をちょっとでも豊かにしてくれるのが、電動ペット「ピョコット」なのです! あなたのおうちに、1匹、どうですか? ・・・はあああいっ!!!茶番終了! まあ以上の通り、今回私がピョコットを作ったきっかけは、「モゾット」以外にもう一匹いたらなあ・・・と思ったことですね。私の寂しい部屋での生活が、ピョコットによってより豊かになる・・・そんなことを目論んでいました。 さて、まず3DCADと3Dプリンターの出番ですが、一枚目の写真の下半分から何やら水色のものがコンニチワしてますよね? これはピョコットの体にmicro:bitおよび拡張基盤・サーボモーター・9V乾電池をまとめて固定するための構造体で、いわゆるピョコットの骨格的な部分です。これを次のように3DCADで設計し、3Dプリンターで出力しました。 側面の4つの穴はサーボモーターを差し込むために、もう一つある小さい穴は配線のために、下のスペースは乾電池を固定するために設けました。 最初はサーボモーターの穴の横幅が狭すぎて、無理くりブチ込んだら割れたので、数ミリ単位で設計し直して再出力しました。 今度はぴったりはまったので万事OKだと思っていた自分がいました・・・。 ある時最初に配布していただいた電池がなくなってしまったので、自分で100円ショップで買ってきたものを使おうとしました。すると、前までぴったりとはまっていた9V乾電池が、なんと入らないではありませんか・・・。 ・・・・・・・・・しかたがないので紙やすりで削って無理くり突っ込みました。 次にレーザーカッターの出番ですが、レーザーカッターはピョコットの脚として生きています! SVGデータとしては以下のような感じで作り、出力しました。 これを本当はサーボモーターの回転軸に直接はめようと思ったのですが、1回目は緩すぎ、2回目は狭すぎになってしまい、その後も何回か試しましたがぴったりで出力するのは難しかったので断念しました。代わりに、サーボモーターに付属している白い爪に、作った脚をそのままセロハンテープで縛りつけるという荒業で乗り切りました・・・。そしてそのセロハンテープの弱さのせいで、たまに踏ん張ると脚にずれが起こって上手く跳べないことがあるのが改善点の一つです・・・。(今度は接着剤でガッチガチにしたろ。) 最後にプログラミングですが、プログラミングはもうピョコットの動きとコントローラーの信号送信のすべてを司っています。 はい!上2つがピョコット本体の動きのプログラムで、下のものがコントローラーのプログラムです! 実際に遠隔操作しているところも動画に収めたかったのですが、突如2つあるmicro:bitの内片方がお亡くなりになったため、またの機会に、ということで・・・お許しください。 (一応まだ2つとも生存していた時に動作テストはしていたので、動くことは確認済みです。) ということで、以上が今回の最終課題「ピョコット」に関する技術でした! いろいろハプニングはありましたが、なんだかんだ形になって嬉しかったです!! また機会があったら第3号も・・・ご期待ください・・・!!! [学んだこと・感想] 〇3Dプリンターで出力したものが設計よりも小さめに出来上がってしまったが、それは部屋の気温の低下が原因であるということを知って、ものを設計通りに作るためにはやはり材料の性質という要素は大切間なものになってくるということが改めて分かった。 〇乾電池のサイズが合わなくなってしまったという失敗から、自分がつくるものの性質を理解するだけでなく、それが直接干渉するもの(今回ならサーボモーターや配線・乾電池)の特性を把握しておく必要があるということが分かった。 〇今回は去年よりも、比較的実用性が低いものを最終課題として作ったが、気持ち的には去年の「スママー」よりも、この「ピョコット」や、前作の「モゾット」を作った時の方が、ものづくりを楽しむことができた気がした。「思い通りのものを形にする」という点では同じなのかもしれないが、「自由に」ものづくりを楽しむという点では、今回の方が充実していたように思える。ものづくりの自由さがいかに大切であるかがよくわかった。 〇今回の課題で私は、「電動ペット」を作るのにはまってしまったかもしれない。正直に言うと、手元にレーザーカッターや3Dプリンターがあり、且つ時間があれば明日にでも第3号を作り始めたいと思っている。最悪デジタルファブリケーションが使えなかったとしても、得意の紙工作で何とかして作るかもしれないが・・・。 〇ものを作るのに、やはり手で作ったものが出す「味」という要素も捨てがたいものだと思った。今回であれば、ピョコットはガワだけ紙工作による手作りで、他はデジタルファブリケーションにより生まれた部分で構成されている。ここでピョコットのガワまでコンピューターで設計・作成していたとしたら、今のようなコンセプトに合ったピョコットやモゾットは生まれなかったと思う。また、人が手作業をして考えながら作ってゆくことで生まれるものというのは、コンピューターによる設計・作成ではなかなか辿り着けないようなものに感じた。これは、デジタルを主としたものづくりを経験したからこそ分かったことだと思う。
電動ペット「ピョコット」 content media
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渡部泰介
時の魔術師
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2023年1月16日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回の課題は「モーターを活用してみて楽しいおもちゃを考える。」ということで・・・ 突然ですが皆さん、ペットを飼いたくありませんか? イヌ、ネコ、ウサギ、インコにハムスター・・・このあたりがポピュラーなペットでしょうか。 でも、ペットを飼いたくても、「世話しきれるかな・・・?」「別れがつらくなりそう・・・」といった不安ってありますよね。 ご安心下さい、そんなあなたにピッタリなペットを紹介いたします! その名も、電動ペット「モゾット」! こちらのモゾット、普通のペットではございません。 言ってしまえばサーボモーターで動くおもちゃなので、世話はたまの電池替えと接続チェックのみ! 更に、自分で捨てたり壊したりしなければ、辛い別れもやってきません! ・・・え?おもちゃじゃペットの代わりにならない? ・・・確かにそうかもしれません。しかし、モゾットにはモゾットの魅力があります! まず何といっても、見た目がかわいい!手のひらサイズの小さな体、つぶらな瞳、そして下からのぞく小さな足・・・愛でるには十分な可愛さです! また、モゾットの魅力は見た目だけじゃありません! 下の動くモゾットの動画をご覧ください。 どうですかこの動き! 小さな足で一生懸命、モゾモゾと前進する姿がとってもキュートではありませんか? 更にこのモゾット、おとなしい性格のため、あなたに危害を加えることはありません! また、両脚を同時に蹴って動くことしかできないため動きが遅く、気づかないうちにどこかに行ってしまったなんてことにもなりません! 世話が楽、お金も手もかからない、ずっと一緒にいられる、そして可愛い!モゾットには他のペットにも劣らぬ魅力があります! 皆様も、お部屋にモゾットがいる生活を送ってみませんか? [構造詳細] 今回は、去年の授業の産物である先代のサーボモーターを掘り出してきて、サーボモーターを二つ使ってモゾットを作りました。 ちなみに「モゾット」という名前ですが、「モゾモゾ」と「ロボット・ペット」からとってつけました。 まずモゾットの体は、機械部(内部)と外装(外部)に分けられます。 機械部はmicro:bit及び拡張基盤、そして9V乾電池とサーボモーター2個で構成されています。 内部構造は以下のようになっております。 上の2枚は側面の外装有り・無しver、真ん中の2枚は上面の外装有り・無しver、そして下の1枚が下面の写真です。 (なお、時間がなかったので接着は全部セロハンテープです。) そして制御に使ったmicro:bitのプログラムがこちらです! 今回はサーボモーター2つを左右対称になるようにくっつけたうえで、同じ動きをするようにプログラムしたため、数値上はサーボモーターの動きが互い違いになるようにプログラムしました! 外装に関しては、紙コップ2つをセロハンテープで切り貼りして作りました。 私は子どもの頃、ペットが欲しくて自分で作っていたタイプの人間だったので、今回の課題は図らずも昔の自分の理想にかなり近づいたものになりました。唯一もうちょっとどうにかしたいと思ったことは、電池やボタンをいじる際はいちいち外装を外さなければならない点です・・・。 [学んだこと・感想] 〇モーターを使って自立式のロボットを作るのは初めての取り組みだったが、モーターが二つもあればロボットがつくれるということが分かった。 〇今度はDCモーターを用いたり、サーボモーターとDCモーターを組み合わせたりして、自立式のロボットを作ってみたいと思った。 〇ものを作っていて何度も感じるが、自分が思い描いたものが現実に身をおろすというのはやはりとても嬉しい。特に今回のような作品は、私が子どもの時に作りたかったものにかなり近づいたものであり、それが自分でできたということが感慨深かった。 〇とりあえず前進させるためにモーターの角度や動かすタイミングをいろいろ変えてみたりしたが、サーボモーター2つだと安定して前進させるだけでも大変だった。ちゃんと安定して前進するようになったときはとても嬉しかった。
電動ペット「モゾット」 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2022年12月18日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
回は、前回の課題で構想を作り上げたアクリルライトを現実のものとしました! まず、3mmのアクリル板をレーザーカッターで加工して、アクリルプレートを作りました。 パラメータ設定(S=スピード、P=パワー、T=回数)は 切断なら・・・S:600/P:100/T:1 刻印なら・・・S:1200/P:30/T:1 で実行しました。 そしてこれが完成品です! ちょっと焦げた・・・が、概ねデザイン通り。問題ない。 次にスタンドの方ですが、こちらは前回の二つの案のうち、未開封のプレゼントボックスを作ることにしました。 何人かの友達に聞いたら、やはりこっち(未開封)だろうとのことで、こちらを3Dプリンターで出力します。 そしてできたものが、こちらです。 想像以上によくできてるーぅ・・・。しかも1時間40分ぐらいしかかかってない・・・。 3Dプリンターのすごさを思い知らされますねェ・・・。 そして完成したこの二つを融合させると・・・ はい、ボディ完成! 設計した穴に対し、アクリルプレートがジャストフィット! サイズ感も想定通り、程よくかわいいサイズに収まっています。 あとはこれに、micro:bit拡張基盤と繋いだLEDを差し込めば・・・ アクリルライト、これにて完☆成! 暗闇で光らせてみると、彫り込んだ文字や模様がちゃんと浮き上がってまいりました! また、前回作ったプログラムも問題なく動作しており、遠隔操作でアクリルライトの発光パターンを制御できました。 (私は去年と今年の2回分のmicro:bitを授かっているため、一人で無線を使うことができます。) 自分の考えていたものが形になるというのは、やはり嬉しいものですね。 ただ、完成したアクリルライトを見ると、前回の課題で言っていた内容とは異なり、アクリルプレートのメッセージがサンタクロースからのメッセージに見えるようになっていました・・・これはこれで良きかな。 なのでこの作品にタイトルを付けるとすれば、「サンタクロースより」といったところでしょうか。 この作品がクリスマスを彩ってくれることを期待しています。 P.S. micro:bitの無線で発光パターンを制御した動画を撮影したので、記事の最後に置いておきます。 [感想・気づいたこと] 〇自分の思い通りのものを現実に出力することができるような方法を学んだわけだが、昔の人に見せたら魔術とでも呼ばれそうなものであると思った。様々な分野の技術の組み合わせによって、人間の「思い通り」の実現がより限りの無いものに近づいていくということが分かった。 〇今回はアクリルをレーザーで切断した際に、うっすらと焦げがついてしまった。焦げが付かないようなパラメータ設定を、実際に出力したりしながら模索してゆきたい。 〇3Dプリンターに関しては出力自体はうまくいったが、サポート材を剥がすのが難しい部分があった。特にLEDを差し込む穴に関してはサポート材が少し残ってしまい、最初はうまくはまらなかったため、はさみで穴を少し削ったところ非常にちょうどよくはまるようになった。このような材料との対話という部分に関しては人間の方が長けているため、今回のような機械だけでは管理しきれないエラーは人間がカバーしてやる必要があるということが分かった。材料を作り出すのも、道具や機械を用いて材料を加工するのも人間であり、人間無しにものづくりはあり得ないのだと感じた。 [アーカイブ]
クリスマスっぽいアクリルライト「サンタクロースより」 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2022年12月10日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回の課題は 〇無線でLEDの点滅を制御することができるプログラムを班で考える。 〇クリスマスっぽいアクリルライトのデザイン案を考える。 の2本立てになっております! さてまずはプログラムの方から。 課題文のなかに「LED」とありますが、micro:bitでプログラミングをする際に目にする「LED」というブロックの事ではありません。ここでいうLEDとは、micro:bitを回路に繋ぎ、端子から電気を流して光らせる外付けの発光ダイオードの事です。 要は、他のmicro:bitから無線信号を受け取った際に、端子への電気の流れ方を制御するようなプログラムを作りなさいということです。 そしていきなりですが完成したものがこちらになります! 上の写真が送り手のプログラム、下の写真が受け手のプログラムです。 送り手側のmicro:bit(以下送り手)のAボタンを押せば、受け手側のmicro:bit(以下受け手)に繋がれたLEDが点灯します。 また、送り手がBボタンを押せばLEDが2秒間隔で点滅し、送り手の近くで手を叩けばLEDの点滅の間隔が短く、送り手のロゴをタップすればLEDの点滅の間隔は長くなります。そして送り手のロゴを長押しすることでLEDは消える、といった、遠くにいてもLEDの発光パターンをいじることができる、そんな楽しいプログラムとなっております! 主に変数の使い方さえ分かっていれば簡単に組むことができるプログラムなので、ぜひ再現するなり改造するなりして楽しんでください! 作り終わった後に「LEDをぼわっと光らせる」という参考プログラムが提示されていたことに気が付いたため、その仕組みをさらに追加して、点滅パターンだけでなく光の強度なども制御できるようなプログラムに改造したいと思います。もし暇があってプログラムが完成したら投稿します。 次にアクリルライトのデザイン案ですが、そもそもアクリルライトとは何ぞやということで、軽く説明します。 アクリルという透明な素材(今回は板状)に何かしらの模様を彫り、のある方向から色のついた光を当てると、その模様が光の色に染まって浮かび上がる、といったものです。暗闇なんかで見ればかなりきれいですね。 そして今回考えるのは、①アクリルそのもののデザイン ②アクリルを立てるスタンドのデザインの2つです。 今回は授業内で「クリスマス」をイメージしたものを作るという条件があったため、一応私なりにクリスマスのイメージを持って作りました。 まずアクリルのデザインですが、こちらは今のところこれ一つです。 ・・・はい、かな―りシンプルな仕上がりですね。 しかしこのデザイン、決して面倒くさくなったわけではございません! このデザインのイメージは、「待ちに待ったクリスマス」です! クリスマスを待ち望んでいた子どもの、「今日はクリスマスだ!!!」という頭の中をそのまま出力したような内容にしたつもりです。また、フォントも手描き感のあるものを選び、クリスマスカードを少しイメージしてみました。 そしてこれに合わせたスタンドですが、こちらについては二つほど案が出ています。 それがこちらです。 1つ目は開いたプレゼント箱。これに先ほどのアクリルを刺すと、箱の中から先ほどのメッセージが飛び出してきているようなデザインになります。 2つ目は未開封のプレゼント箱。開いた箱ほどのストーリー性はないものの、リボンがついている分開いた箱と比べると格段におしゃれに見えます。 どんなデザインににするかはまだ考え中ですが、この2つの内の1つを選ぼうと思っております。 皆さんはどちらが好きですか? 今回考えた二つの課題を組み合わせて、遠くから発光パターンを制御できるアクリルライトができるはずなので、完成が楽しみです。 まあクリスマスイブ・クリスマス共に1日中バイトの予定なので、帰って来てから部屋で一人で、このライトが醸し出す風情を楽しんでやろうと思います・・・。 [感想・気づいたこと] 〇こうしてmicro:bitを無線で制御し、LEDの発光パターンを変更することができるプログラムを作ってみたことで、様々な技術が繋がって一つのものがつくられていることを実感させられた。例えばこれをそのままアクリルライトの電気として用いたとすれば、このアクリルライトは「材料と加工」「エネルギー変換」「情報」の3つの技術が繋がり合って完成したと言えるだろう。 〇この授業では、アイデアをすぐに形にできるツールを多く扱っているが、こういったものが増えてきたことにより、より一層「労働(生産)としてのものづくり」が身近なものになっていることを感じた。一方で、これらのようなツールは遊び感覚で使ったりすることもできるため、「遊びとしてのものづくり」としても捉えることができ、非常に面白い性質を持っているように感じられた。 〇プログラミングで端子の出力を制御してみたが、参考のプログラムを見ていると、もっと変則的で面白い制御の仕方ができるのではないかと感じる。去年の授業ではあまり端子のブロックには触ってこなかったため、今年はもっと端子のプログラムの工夫について触れてみようと思った。 〇生産としてのものづくりにおけるデザインの効果の大きさを学んだ。ものは一部のデザインが異なるだけで、全体のイメージががらりと変わることもある。ものをつくる際には、おそらくデザインについてもかなりしっかり考えてあるのだろう。これまで私はものを作る側においてはデザインをあまり気にしてこなかったが、今回デザインにしっかり悩むということを初めて経験した。デザインを考えることは悩ましくも楽しかったため、これからものを作る際は積極的にデザインも考えながらものを作ってゆきたい。
micro:bit [端子×無線] / クリスマスっぽいアクリルライト content media
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渡部泰介
時の魔術師
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2022年11月27日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回の課題は、レーザーカッターを用いて、「教育実習で使用することを想定した名札」を作るというものでした! まあまずどんなデザインにするかを考えるわけですが・・・ とりあえず一度、既存のテンプレートに沿って印刷データを作ったところ、まあ・・・普通、でした。 いつも首から下げているものが、木になっただけ、とでも言いましょうか、面白みがない。 一度サンプルを作ってみて分かったことは、意外と情報量が多いということです。 学部・コース・選修・名前などで結構スペースがギチギチになっていました。 レーザーカッターによる加工はおよそ二次元でのデザインになるため、個性を出すには、当然それなりのスペースが必要になってきます。さて、どうしたものか・・・ ・・・「小学校コースものづくり選修」っていう文字列、省略しちゃうか? 所属が分かればいいわけだから、必要な情報は「小学校コースであること」「ものづくり選修であること」の二つ。 最悪これさえ分かればいいわけだから、「小」と「もの」さえ書いてあればいいのでは・・・!? そうすれば最低限必要な情報を削がずに、スペースをだいぶ省略できる! と、いうことで最終形は下の写真のようになりました。 丸に「小」と「もの」を突っ込んで、所属を簡略化し、空いたスペースにはものづくりを表すために金槌とのこぎりのマークをあしらいました! ・・・「せっかく個性を出すために所属を簡略化したのに、結局所属を表すマークになってる」だって? 実はこれにはちゃんと訳があります。私は今こうして授業でものづくりをしていますが、ものづくり自体は小さい頃から触れてきました。それゆえ、私はあの「ワクワクさん」からとって「ワック」と呼ばれています。 つまり、このマークは所属を表しているわけではなく、あくまで私個人のアイデンティティーの一つを表したものなのです。 まあ仮に所属を表すマークであったとしても、所属が児童から見ても分かりやすくなると思うので、悪くはないんじゃないかなと思ったりします。 今回うまくいかなかった点としては、のこぎりの刃をデータでは再現してあったのですが、出力した時には細かすぎて潰れてしまったというところです・・・ もうこれはもはや菜切り包丁と言われても仕方がないレベルですね・・・ 全体的に見ればかなり満足度の高い仕上がりでした! 今回はヒノキ材を用いて、 切断・・・S:1500 P:60 T:2 刻印・・・S:1200 P:30 T:1 といったレシピで加工をしました。 塗りが多かったせいか、加工時間は19分でした。(それでも早いとは思いますが) この名札、もし使う機会があれば、大学以外でもぜひ使わせていただきたいと思います! (・・・あ、大学名入れ忘れた。) [感想・気づいたこと] 〇レーザーカッターの精度として、思い通りにはっきりと刻印することができる大きさのボーダーラインを知りたいと思った。精度はかなり高いが、やはり限界もあるように感じられた。 〇木材によって適正な加工時間にかなり差があるように思った。基本的に軽い木材の方が火の入りが早いが、今回のヒノキは割と中性的な性質を持っているように感じられた。実は元々、切断にはパワー50の2回という設定を用いていたが、意外にも貫通しきらなかったため、パワーと+10して行っていた。 〇これまでレーザーカッターを使うときは、2次元的なデザインしか気にしていなかった。しかしヒノキに貫通ギリギリまで塗りで刻印加工をしたことで、文字の深さという3次元的なデザインにも工夫ができるということを学んだ。行書体の平仮名で深く彫られた名札はかなり味があるものになった。
教育実習を想定した名札作成 content media
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渡部泰介
時の魔術師
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2022年11月20日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
前々回あたりでmicro:bitによるプログラミングを取り扱ってきたわけですが、今回はその基本的な考え方に基づき、フローチャートを描くという課題に取り組みました! 課題の内容は二つ。 1:身の回りで反復処理を行っていると考えられる事象をフローチャート化する。 2:micro:bitのサンプルプログラムをフローチャート化する。 まずは1ですが、とりあえずこちらをご覧ください! 途中で改行されてしまい見にくくなっていますが、こちらは私のバイト先での事象になります! 私が行っているバイトの一つに、焼き鳥屋があります。そのメニューの仕込みをする際、ねぎま(もも串)のみ串打ちの本数指定があり、これは「〇本できるまで繰り返す」という反復処理になっているのではないかと思いつきました。 まず仕込み開始から、材料の有無の判別をします。材料が1串分あれば串打ちの作業に入り、なければそこで終了。次に本数を確認し、15本なければ15本作り終えるまで繰り返します。 ねぎまの本数を確認した後、足りなかった際にどこまで戻るのかというところが考えどころかな~と思います。 次に2ですが、今回私が引っ張り出してきたサンプルプログラムは、こちら! (今画像を貼って、その想像以上の大きさに驚いています。編集時の事ですが、もし見にくかったらすみません。) こちらのプログラムは「コンパス」というプログラムなのですが、実はこちら、去年私がmicro:bitで再現させていただいたプログラムなのです。懐かしい・・・。 ざっくりプログラムの説明をすると、360°を4分割し、北方の90°(315°~45°)を向いているときは北、東方の90°(45°~135°)の時は東、南方の90°(135°~225°)の時は南、西方の90°(225°~315°)の時は西をLEDに表示する、というものです! そんな思い出のプログラムを、フローチャート化してしまおうということで・・・! フローチャート化しました!(二枚分になり、見にくくなってしまってすみません・・・) 今回のフローチャート化で難しかった点は、このプログラムに「終わりがない」ということの再現です。 プログラム中にある「ずっと」というブロックは非常に便利ですが、フローチャート化する際は反復処理のみの形になってしまい、流れとしての「終わり」が存在しません。まあ諦めて反復処理のまま終わりでもよかったのですg(殴 一応終わりが欲しかった私は、このプログラムを「micro:bitの動作の一部」として捉え、フローチャートの始まりと終わりを「電源のオン・オフ」にすることで、一応の流れとしてのフローチャートを完成させることができました。 まず電源がオンになり、すぐに角度判定が始まる。その角度判定の最後に、「電源がオフであるか」の判断をし、オンなら角度判定を繰り返す。オフなら角度判定が終了する。 今回は分岐に分岐を重ねるフローチャートとなっており、micro:bitのプログラムと比較するとこちらの方が多少複雑にみえますね。 なお、今回はフローチャートの作成にウェブブラウザを用いました!参考文献の欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ使ってみてください! [感想・気づいたこと] 〇身の回りの事象や普段の行動をフローチャート化をすると、普段の私たちの頭の中では、私たちが思っているよりもかなり複雑な処理が行われていることがよくわかる。 〇プログラムのフローチャート化をしたが、プログラムとして物事を組み立てるのと、フローチャートとして物事を組み立てるのとではものの捉え方の細やかさが多少異なり、フローチャートの方が難しいように感じられた。 〇また、フローチャートがプログラミングの基本的な考え方であることにはすごく納得がいった。プログラムをフローチャートに作り変えるよりも、その逆をする方が難易度は低そうである。 〇ほんの少ししかない作業でも、フローチャート化すると案外複雑であるため、人の一日の行動をかなり細かくフローチャート化するというときは、膨大な量のブロックや条件分岐・反復処理が必要になりそうである。 〇今このようにフローチャートやプログラムのことについて考えながら文章を書いているが、この行動もフローチャート化するとかなり複雑になりそうである。それを高速で処理し続けられる「脳」という器官のすごさが良く分かった。 [参考文献] 〇有限会社サヌキドットコム,「さらば!方向音痴よ 付録2-18【入門用】北・東・南・西」,サヌキテックネット / micro : bit(マイクロビット)でプログラミングを楽しむ!, 【micro:bit(マイクロビット)でプログラミング】北・東・南・西 | micro:bit Lab.【マイクロビット】 (sanuki-tech.net) 〇Canva,「無料デザインツール:プレゼンテーション、動画、SNS」,無料フローチャート作成ツール, 無料フローチャート作成ツール | Canva
フローチャートの作成 content media
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渡部泰介
時の魔術師
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2022年11月13日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回の課題は、「Thingiverse」という3Dデータ投稿サイトから1つデータを選び、それを改良して3Dプリンターで出力、及びそのデータを再投稿するというものでした。 ということで、私たち1班(外塚・福島・宮本・渡部)は、ミニオン型の植木鉢を改良しました! まず作品選びですが、ミニオンが好きな外塚の激推しにより即決しました。 しかし、私は思いました。「ミニオンはミニオンとしてデザインが既に完成されているものだから、改良するところがあるのだろうか」と。 そこで外塚が言ったのが、 「スチュワートをボブにする」。 なるほど、そういう発想か! ・・・と言っても、何も知らない人からすれば字面が謎過ぎるので、簡単に説明します。 ミニオンにはそれぞれに名前がついていること、そして見た目が多少異なることはご存知でしょうか。 今回の植木鉢は、「スチュワート」というひとつ目のミニオンでした。そして外塚はそれを、ふたつ目で、クマのぬいぐるみを持った「ボブ」というミニオンに作りかえようと言っているのです。 自分にはなかった発想、アイデア・・・外塚、いいお題を見つけてくれてありがとう! そうと決まれば早速データ編集! 今回は福島さんがデータを改良して、スチュワートをボブにしてくださいました。 目の追加や表情の改変だけではなく、元々なかったクマのぬいぐるみのデータまで見つけて、それはもう見事なボブに・・・ また、この作品においてネックだった加工時間と容量ですが、こちらも福島さんの努力により、付け加えたものがあるにも関わらず13時間にまで短縮することができました!(もとは21時間) 元々47MB越えで、TinkerCADで作業できる容量を超えていたため、わざわざFusion360という3DCADソフトを用いて容量を削ってくださいました。(Thingiverseへの再投稿も福島さんが行ってくれました。)もう福島さんには頭が上がりません・・・。 そうしてできたデータを3Dプリンターに突っ込み、いざ、出力! 最初の出力は宮本がスタートしておいてくれました。今回は圧倒的な加工時間を要する予定だったため、朝から動いてくれた宮本には感謝です・・・! ところが・・・ 授業の合間を縫って様子を見に来ると、何やら廊下まで聞こえる不審な音が。 恐る恐るCAD室の中をのぞけば・・・不安的中。3Dプリンターが途中でエラーを起こし、警報音を発しながら停止していました。 これはまずいと急いで3Dプリンターの設定をし直し、即再スタート。最初の数分間を見守り、大丈夫だろうと次の授業へ。 しばらくしてまた様子を見に来てみると、今度はよどみなく動いており、既に全体の45%程が完成していました。このままいけば、夜の12時ちょうどに完成するだろう・・・。 とはいえ、さすがに完成と同時に取りに行くことはできないため、明日への期待を残して部屋を去りました。 そして運命の翌日、宮本が作品を取りに行ってくれました。 そして朝できていたのが、これだ・・・! うん、大成功! 予想よりかなりきれいに出力されている!宮本のサポート材外しの腕も関係あるかも・・・ 家が近いとはいえ、土曜日にまで動いてくれてありがとう、宮本! 今回の課題は、班員の皆さんのおかげで円滑に進めることができ、無事に完成までたどり着くことができました! 外塚、福島さん、宮本の御三方に、改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました! [感想・気づいたこと] 〇今回ものを作り変えるに当たって、改良の捉え方が広がった。これまで改良と言われれば、私はその作品の悪い点・問題点を探す頭になっていたが、今回の題材設定のおかげで他の良いものに作り変えるという発想を得ることができた。 〇ものを作ることは真似の繰り返しということを聞いたことがあるが、今回それを体験してみてその意味が分かった気がした。真似をして、よりよく改良するということは、ものづくりを発展させてきた基本的な姿勢・捉え方なのではないかと思った。 〇3Dプリンターで出力をした際、加工時間が13時間という事実を知ってかなり長く感じた。しかし、この大きさのものをこの精度で立体として出力しているということを考えると、13時間でこれだけのものをつくることができるまでに技術が成長したと捉えることができる。普通の人が手作業でやれば、同じものを作るのに何時間・何日、いや、何週間・何カ月もかかると考えられるが、それが半日とちょっとで完成してしまうと考えると、技術の偉大さを感じさせられる。 〇ものの改良を、今度は自分一人でも行ってみたいと思った。Thingiverseで「mechanism(機構)」と調べたら、いくつか面白いものが出てきたため、それを基に新しいものを作ったり、複数のものを組み合わせて新しいものを作ったりしてみたい。 [アーカイブ]
Thingiverse投稿作品の改良 content media
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2022年10月30日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回の課題は「micro bit によるプログラミング」ということですが、 ①ネットで面白そうなプログラムを見つけ、それを再現する。 ②ハロウィン感を演出するプログラムを考える。 の二本立てとなっております! (本日のどうでもいい話:私のマウスの脇には、ブラウザのページ移動ができるボタンが付いています。そして私は先ほど、この記事の60%程を書き上げたところで、誤ってそのボタンを押してしまい、一つ前のページに戻ってしまうという事故が起こりました。・・・おわかりいただけたでしょうか。そう、私がそれまで書いていたデータは全て消滅し、今この文章を書いている時点ではもう2週目です。いつもなら黙って書き直すのですが、現在の疲労度によりもう心が折れたため、今回の記事ではいつものような詳しい背景は省かせていただきます・・・気が向いたら追記します・・・) さて、まず①ですが、私は「エレキギター」と題されたプログラムを見つけました! 「micro:bitでギターとは・・・?」と思わされますが、音階を鳴らせる電子楽器のようなものでした。 それを再現したものがこちらになります! 音すっくな・・・5音しかない・・・ 見てみると、端子p1を触るとド、p2でレ、p1とp2の同時押しでミ、Aボタンでファ、Bボタンでソの音が鳴るプログラムだということが分かります。 再現していて、ただ音を鳴らすだけなら、AボタンとBボタンによる音の出力に関しては、論理ブロックに組み込む必要はないのではないかと思いました。 寧ろこのプログラムだと、AボタンとBボタンの同時押しによる音の出力ができず、出せる音の幅が狭まってしまいますね・・・また、データを実際にmicro:bitに突っ込んで使ってみたところ、端子の同時押しは難しく、必ず先にレの音が鳴っていました。 ということで、自分なりに改造したのがこちら! このプログラムでは、Aボタンでド、Bボタンでレ、AボタンとBボタンの同時押しでミ、端子p0でファ、p1でソ、p2でラ、ロゴでシ、本体を下に向けるとドの音が鳴るようになっています。 このプログラムの方が出せる音の幅が広く、音の出力条件も明確に分かれているため、実際に使ってみても楽器としてちゃんと機能しました。(端子の接触がよくないとスムーズに音が出ませんが・・・) 次に②ですが、単刀直入に言うと、「micro:bitにTrick or Treatされる」プログラムです。 ・・・何を言っているかわかりませんよね。かいつまみ過ぎました。 とりあえずプログラムをご覧ください。 ・・・はい、ちょっと長めのプログラムになってしまいましたが、これが「micro:bitにTrick or Treatされる」プログラムです。 具体的に説明すると、まず初期状態では「TRICK OR TREAT!!」という文字を表示しながら、少し不気味なメロディーを奏でています。 そこでAボタンを押すと、micro:bitの「TRICK OR TREAT!!」という問いかけに対して「TRICK」を選んだことになり、「!!!」という表示の点滅と同時に、micro:bitが壊れてしまったかのような音が鳴り続けます。これはmicro:bitによる「いたずら」で、しばらく音が鳴り続けます。そして「TRICK!!」という表示の後、micro:bitがいたずらっぽい笑みを浮かべ、初期状態に戻ります。 一方Bボタンを押すと、micro:bitに対して「TREAT」を選んだことになり、「TREAT!!」という表示の後、micro:bitが喜びながら口をパクパクさせます。そして満足したmicro:bitは「THANK YOU!!」という言葉とハートを残し、初期状態に戻ります。 なぜこんなに長いプログラムになってしまったのかというと、ハロウィン感を演出するために作った不気味なメロディーのせいです。このメロディーはAボタンかBボタンが押されたときに止まらなければならないため、一音一音の出力に条件判断のブロックをつけています。 今回であれば、変数「音波発生中」は基本的に0になるように設定してあります。そして、ボタンが押されたときに「音波発生中=1」に、一通りのアクションが終わった時に「音波発生中=0」になるようにしてあります。そのため、メロディーの一音一音の出力条件を「音波発生中=1のとき」にすれば、ボタンを押してからアクションが終わるまではメロディーが止まります。 このようなプログラムであるがゆえに、要約すると先述のようなよくわからない表現になってしまうのです。micro:bitとハロウィンを楽しめるプログラムともいえるかも知れませんね。 ハロウィンを楽しみたいけど忙しい方、友達と都合が合わない方、ちょっとしたハロウィン気分を楽しみたい方は、ぜひこのプログラムで、micro:bitとハロウィンを楽しんでください!Happy Halloween! [感想・気づいたこと] 〇1年生の時にものづくり入門で作っていたものは、直接日常生活に役立つものが多かったため、今回 のような気分・雰囲気づくりに役立つものを考えるのは新鮮で面白かった。 〇今回自分でプログラムを考えてみて、やはり変数は非常に便利だと思った。とにかく使い勝手が良い一方、扱いには慣れが必要であるように感じた。 〇プログラムの改良もやってみたが、改良する際には悪いところを直すだけではなく、良いところを残す、ないし活用することも大切であることに気が付いた。 〇作るプログラムが決まると、そこからつい夢中になり、長時間ぶっ続けで問題解決の方法を探してしまう。それほどプログラミングは楽しいと感じている。 〇今回のプログラムは、LED表示のちょっとしたポイントまでこだわりをもって作った。表示が消えるまでの時間や、表示に加える動きなどに工夫をしたが、納得がいくものが出来上がった時の達成感はとても大きかった。 〇自分がプログラムでやりたいこと同士がぶつかってしまい、思い通りにいかない箇所もあったが、その解決策をいかに見つけるか、いかにやりたいことを両立させるかを考えるのは非常に難しいと思った。 [参考文献] Microsoft, "エレキギター", Microsoft MakeCode for micro:bit, エレキギター (microbit.org) [アーカイブ] 後日追記します・・・
micro:bit [Halloween Edition] content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2022年10月23日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
今回はキーホルダー製作ということで、3Dプリンターで型を作り、それを皮のキーホルダーに押し付けて模様を作りました! まあ何に悩むかと言えば、模様・・・ですかねぇ・・・ 2021年度のものづくり入門のページを見てもらえばわかるのですが、私は当時レーザーカッターでものづくりキーホルダーを作りました。しかしそれから一年たった今、私は今度は技術科教育法の受講者として、キーホルダーを作る課題を行っています。 ・・・と、言うことで! 今度は技術キーホルダーを作ることに決めました! まず技術は英語で「Technology」ですが、それでは長いので「TECH」の四字を真ん中に配置しようということは即決まりました。でも、それだけではちょっと寂しい・・・ということで、周りに何かを配置しようと思い立ちました。 技術の領域と言えば、木材加工・金属加工・機械・電気・栽培・情報の6つであることから、これらの領域をそれぞれ1つのマークで表し、周囲に置こうということを考えました。 考えた結果、木材加工→金槌、金属加工→弓鋸、機械→歯車、電気→稲妻、栽培→植物の芽までは割とすぐに決まりました。 しかし問題は情報。どんなマークにするかかなり悩みましたが、最終的にたまたまやってきた山口理生君が出してくれた「Wi-Fiマークのような電波」というアイデアに決まりました。 そうと決まれば早速3DCADでデータを作ります。 ハイッ、完成!(後で皮のキーホルダーに押し付けるため、左右反転してあります。) データが完成したら、次は3Dプリンターで型に出力・・・ しました。汚い。なんならもげてる。 (完成した時点で逸る気持ちを抑えられず、先にキーホルダーに押し付けてしまい、出力されたままの姿で写真を撮り損ねてしまったことをお詫び申し上げます。) 写真の通り、脇の6領域のマーク達の中に細すぎるものがあり、潰れてしまったりもげてしまったりしていますね・・・ 出力されたらこれを万力で固定。押さえ、封じ、押し込め、圧し、締めつけるッ・・・! そして、ついに完成したものがこちら! うーん、弓鋸がつぶれてしまいましたが、なんかドライバーっぽく見えるので、結果オーラ・・・イ? 電波のマークもあまりうまく出なかったりしていて、全体的に型にするには細すぎましたね・・・ あと考えられる改善点としては・・・パワー不足(?) 上の写真はなるべくはっきり模様が見えるように光量を調節しているので、実際はもう少し見にくい部分があります。もう少しはっきり溝を作ることができるように、フルパワーで圧しても良かったのかもしれません。 とはいえ完成は完成!これで「テクキー」の出来上がりです! [感想・気づいたこと] 〇出力する3Dデータが小さすぎたり細すぎたりすると、あまりうまく出力することができないということを学んだ。 〇今回初めて、素材にフィラメントを用いた3Dプリンターを使ってみたが、前準備はレジンを素材として用いる光造形のものの方が楽だと感じた。また、出力されたものの精度を見ると光造形プリンターの方が優れていると感じたが、スピードに関しては今回使用したものの方が優れているように思えた。 〇クオリティと速度の両立を目指すのは、手作業でも機械開発でも難しいものだということを学んだ。 〇データ上でものを作る際にも、現実での出力ツールや素材の性質などについて考える必要があることを改めて思い知らされた。 〇自分が思い描いていたものが、ある程度の水準で完成すると嬉しく感じる。今回の製作物についても、さんざん悪い点は挙げたが、意外と気に入っている。 [アーカイブ]
TECHキーホルダー[テクキー] content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2022年10月16日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
授業が終わって何を作ろうかと考え、おもむろに筆箱を漁ったら顔を出したのがこのホッチキスでした。ホッチキスは割と複雑なつくりをしており、3DCADのスキルアップのためにはちょうど良い。また、それなりに身近なものでもあり、今回の課題にはぴったりでした。 左側の写真が先述のホッチキス、そして右側の写真がそれを元にモデリングをした姿です。 少々複雑なつくりをしているため、それなりに時間を要しました。大体の形をモデリングするだけならすぐできましたし、これまで何度も「もういいかな・・・」などという考えが頭に浮かんだりしました。しかし、自分が納得いくまで、時間の許す限り全力で再現をしようと決めた私は、なかなかブレーキをかけることができず、気づけば6時間ぶっ通しで作業をしていました。前日までの作業を含めればおそらく半日は超えたことと思います。 {完全に雑談ですが、私は土・日共にAM11~PM8まではバイトで埋まっているため、締め切りギリギリのこんな時間(深夜2時~3時半)に記事を書いております・・・} さて、今回のモデリングで、私が個人的にこだわった点・苦労した点をいくつか紹介したいと思います! ①内蔵されているホッチキスの芯 皆さま、お気づきでしょうか? ホッチキスには、芯の残量を確認するための穴が設けられています。 そしてその中には、当然のように大量のホッチキスの芯たちが潜んでいます。 今回はその芯たちの再現にもチャレンジさせていただきました! 滅茶苦茶に細かいっ・・・ それもそのはず、芯一つの幅はわずか0.5mmなのです。実際に測って0.5mmだとわかった時は正直再現するかどうかためらいました。 これの苦行ポイントは、この0.5mmの板たちの間を詰める作業です。矢印キーで簡単に揃えられるようにも思えますが、矢印キーで動くのは1mmずつなので、0.5mmという幅を持つ芯たちの移動には生かせませんでした・・・ ②両サイドに存在する謎の溝 実はもう一点、あまり目立たないところにも、忠実なモデリングを阻む壁が存在します。 それが次の写真の部分です。 このカーブを描く溝、一見何でもないような箇所に見えます。しかし実は、ここも苦行ポイントの一つです。 ただでさえ薄い壁にこのごくわずかな溝を掘るために、幾度となく「穴」の沈み具合を確認し、ギリギリ掘ることができるポイントを探し当てました!(最早ただの線のようにも見えますが・・・) 0.01mmの世界の調節なだけにかなり集中力を要しました。 ③ホッチキスの上部の丸み ②の写真の中に、三つ目のこだわりが隠れています。それが、青色の上部カバーの丸みです! 初めはできるだけ本物に近い曲線を出すために、使う図形や縦横比、角度などを何度も調節しようとしました。しかしいざやってみると、違和感のない曲線を描くことすらも難しいということに気が付きました。 そして試行錯誤を重ね、やっと完成した違和感のない曲線がこれです。 突き詰めれば改良の余地はまだまだありますが、時間と体力が許す限りで私がこだわった点です・・・ とりあえず3つほどこだわった点などを紹介させていただきましたが、ここまで厳密にものを測って再現しようとした経験がそもそもあまりなかったので、その時点でだいぶこだわったような気がしてきてしまいました。ですがそれを差し引いても、これまで行ってきた3DCADによるモデリングと比べるとかなりこだわった点・試行錯誤をした点が多かったです! このモデリングの課題は確実に、3DCADのスキルアップにつながったと思います! [その他の感想・気づいたこと] 〇モデリングをしている間は集中していたためほぼ無心だったが、完成した時の達成感は大きく、総じ  て見てみればむしろ楽しかった。また、無心とは言ったが、作業中にも様々な気づきがあって面白く  感じるときもあった。 〇モデリングする対象の「ホッチキス」については、これまでまじまじとそのつくりを見たことが    なかったため、今回のモデリングを通してその仕組みなどについて学んだ部分も大きかった。 〇ものを再現することはものをよく見ることが必要になってくるため、これまで使うだけでは気が付か  なかった、疑問にすら思わなかったことが見えてくるところに、再現することの面白さを感じた。  また、これは技術の授業を行ってゆく上で何か活かせる部分があるように思えたので、教材の一案  として授業を考えてみたいと思った。 〇今回かなり頑張ったように書いたが、本当に突き詰めればまだまだ改善できる点やもっとリアルに  近づけられる点は思い浮かぶため、いずれまたチャレンジしたいと思った。 [アーカイブ]
10/11 課題 Tinkercad ホッチキス content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2022年10月04日
In 【終了】(2022年度)技術科教育法
小学校コースものづくり選修2年の渡部泰介(ワック)です! この授業の多くの内容は2回目になるので、前回のものづくり入門の時よりもレベルアップしたものを作ってみたいです!また、ものづくりの新たな魅力にも気づいていけるよう、積極的に楽しんで授業に参加したいと思います!
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年7月20日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
ようやっと材料が集まり、ついに完全体となったため投稿することができました・・・! 今回は最初の課題で思いついたスマホの音量操作タイマー、略して「スママー」を作成しました。 偶然生まれた成功が積み重なり完成したため、ある意味「運の産物」ともいえるでしょう。 上面の蓋は蝶番で開閉式にしようと思ったのでしたがサイズが合う蝶番がなく、たまたま家にあった0.3mmのアルミ板で代用することにしました。なお、部品の接着にはグルーガンとビスを用いました。 これまでに学習したことをフル活用して作った結果であるため、完成時には大きな達成感を感じると共にものづくりの楽しさを改めて感じました。 もちろんちゃんと機能を果たすことも確認済みですので、これから先の朝はもう無敵です。これを使って起きたい時間に起き、休みの日は程よいアラームで爽やかに目を覚ましていきたいと思います!
最終課題「スママー」(スマホの音量操作タイマー) content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年7月06日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
最終課題では、第一回課題でアイデアとして出していた「スマホの音量を自動で変えるタイマー」を作ろうと思います。 音量大き目のままヘッドホンをして寝落ちすれば鼓膜を破らんとする勢いのアラームに驚き散らかし、音量小さめのままヘッドホンをせずに寝落ちすればアラームが役に立たず寝坊する・・・ こんな悲劇を止めるべく、この装置の実現を考えました! 1.プログラム(micro:bit) プログラムの原型は左の写真に決めました。ボタンを押す回数と作動する時間を設定して、なおかつその設定を「モーターを動かす」という動作に影響させなければいけなかったため、変数を駆使してその両方を入力することができるプログラムを作りました。 しかし前回の授業において様々な意見をいただいたため、それを元に改良案を考えています。特に時計の拡張機能は表示を分かりやすくするという意味でも、ぜひ使用したいところです。 2.外装(レーザーカッター) まずmicro:bit・拡張ボード・電池を格納する部品をTinkerCADでモデリングしました。A・B・リセットボタンを押すための穴と画面を表示するための穴、サーボモーターのコードを通すための穴が開けてあります。電池をしまうスペースが欲しかったため、micro:bit及び拡張ボードの脇に電池をしまうことができるようなスペースを設けました。なお、内部の機器類の固定方法は未定です。 一枚目の画像は各パーツをSVGデータに変換したものです。5mmの桐材をレーザーカッターで切断して組み立てるつもりで設計してあります。切断は「速度200,出力90,回数1」の設定で行う予定です。レーザーカッターの設定は過去に投稿されていたものを参考にしました。 3.外装(3Dプリンター) 次に装置本体をスマホに固定するアームと、A・B・リセットボタンを押しやすくするための延長ボタンをTinkerCADでモデリングしました。アームは長さを自由自在にするためにこのような形にしてあります。R(リセット)ボタンだけが短いのは、micro:bitの背面を外装に密着させて固定しようと考えているためです。これらは3Dプリンターで造形する予定で、合計でおよそ4時間かかります。
最終課題案及び途中経過 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年6月20日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
「ZZZ・・・ZZZ・・・ハッ!寝落ちしてた!今何時・・・8時!?やばい課題間に合わない!!」 皆さん、勉強をしていたはずなのに「寝落ち」をしてしまっていたこと、ありませんか? ちなみに私は先日、ドイツ語の動画を見ている最中に寝落ちし、もう一回動画を見る羽目になりました。寝落ちした時間が短ければまだいいのですが、5時間寝落ちした時の絶望感と焦燥感は相当なものでしょう。 しかし寝落ちというものは、あらかじめ寝ることを予定していないため防ぎようがないという厄介な性質を持っています。眠くて思考力が低下している状態では、唯一の有効な手段である目覚ましもかけようという考えが浮かびません。 寝落ちした時に起こしてくれるような装置が欲しい・・・なら作ればいいのだ!! ・解決の手立て 〇寝落ちしたのを感知して起こしてほしい 1.寝落ちを感知する  →寝落ち=顔が下を向く   →画面が下を向いたのをトリガーにして動けばいい   2.起こす  →できるだけ外部からの刺激が欲しい   →モーターなら聴覚と触覚に刺激を与えることができる ⇒[画面が下を向いたとき、モーターで聴覚と触覚に刺激を与えることができる装置]であればいい!! ・試作 そして条件に従い試作したプログラム及び装置がこちらです。使い方はとっても簡単!右の写真の大きい装置を頭に装着し、コードの先についているモーター付きの小さな装置を外耳に装着するだけ! 今回の設定では寝落ちを感知してから五分後にモーターが作動し、至近距離で外耳に刺激を与えるとともに不快な機械音を発生させます。また、補助的な役割として高音の電子音が十数秒間流れる設定にしました。また、勉強している間に多少頭を下に向けることはあると思うので、額の装置が「完全に」下を向いたときのみタイマーが作動するような角度設定にしてあります。 なお、頭を起こすとモーターの位置がリセットされ、音も鳴りやみ何度でも使えますのでご安心ください! ・成果 実際に使ってみて「あ、これは起きるわ」と思いました。モーターの動きが絶妙に鬱陶しく、モーターの作動音とmicro:bitの電子音の二重奏は非常に耳と頭に来る音でした。 また、丁度良く母に「30分経ったら起こして」と依頼をいただいたので、寝ている母で実験をしてみたところ起こすことに成功しました。 プログラムを含めこの装置の名を「OKIRO」としたいと思います! ・気づいたこと、学んだこと 今回モーターで解決できる問題を探してみたことで、モーターの使い方は何も物を動かしたり押したりするだけではなく、その作動時に発される機械音なども役に立ちうることに気が付きました。あるものが「役割」として持っているものだけでなく、良い点・悪い点両方を含めた「あるもの自体が持つ特性」もまた利用することができるのだと思います。 また、今回は段ボールを用いて装置を組み立てましたが、実際に自分の手を使って作った方がデータで造形するよりも自分の体に合ったものを作りやすいと思った。実際耳につけるモーターの部分の穴は私の耳に引っ掛けるのにぴったりのサイズ感でした。
第9回課題 モーター content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年6月12日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
私のベッドはドアと正反対の場所にあり、窓の下にぴったりとくっついています。そして私はメガネをいつも窓枠において寝ています。 時折寝苦しくて布団が邪魔になると布団を剥ぐのですが、その時かすかに「カチャ・・・」という音がします。それを不安に感じて窓枠のあたりを手探りし、ようやくその不安感の正体に気が付きます。そう、メガネが布団に巻き込まれてしまっていたのです。 暗闇の中で布団の中からメガネを探すのは地味に大変であるため、明かりが欲しくなります。しかし部屋の電気のスイッチはドアの脇についているため、わざわざベッドから出て押しに行かなければなりません。(電気のリモコン?数年前に壊れました) ベッドから出ることなく、程よい明りが欲しい・・・それならmicro:bitで解決しようじゃないか! ・解決への手立て メガネを探すためのちょっとした明かりが必要   →暗闇でも探す必要のないライトを作る   →ボタン等触れなければ入力できないブロックは使えない    →[音を感知して点灯するライト]であればいい!! ・試作1 そしてmicro:bitで組んでみたプログラムがこちらです。「うるさいかどうか」のしきい値の初期設定は128でしたが、これでは小さい音も拾ってしまうのではないかと思い、とりあえず150で設定しました。 また、一旦明かりがつけば消灯方法は問わないため、とりあえず「ボタンAが押されたとき」という条件設定にしました。なお、LEDライトは1つだけ回路につなぎました。 ・試作2 試運転してみたところ、かなり強く手をたたいたりしないと入力されないことが分かったため、今度はしきい値を100に設定してみました。 また、LEDライトが一つだけだとかなり心許なかったため、LEDライトを三つに増やして再挑戦しました。 ・成果 試作2の時点で明るさ・感度のどちらも丁度良いものになりました。しきい値100というのは、ベッドの中で動いたりベッドがきしんだりした時の音、エアコンの稼働音、YouTubeの動画の音程度では反応せず、普通の拍手程の音で点灯するような丁度良い数字だったみたいです。またLEDライト三つというのは暗闇の中で近くが見やすく、かといって眩しくもない絶妙な明るさでした。 実際にいつもメガネを無くす状況を作り上げ、ライト無しとライトありで見つけるまでの時間を計ってみたところ、ライトありの方がライト無しと比べ約1分ほどの差が出ました。また、緑色のLEDライトを使ったことで目への刺激が弱めに感じられました。 ・気づいたこと、学んだこと 音感センサーを初めて使ってみましたが、使いたい状況によってしきい値の研究が必要になってくると思いました。今回は大雑把に100という数値で丁度良くなりましたが、場合によってはもっと微調整が必要になってくることがあるかもしれないです。しかしこういうちょっとした研究も楽しめるポイントの一つになり得ると思います。 また作った後、他に「停電時すぐに場所が分かるライト」としても使えることに気が付きました。アイデアを形にするには無限に方法が存在しますが、形にした後の利用法にもさらに広がりがあるという点もまた、ものづくりの面白いところだということを学びました。
第八回課題 micro:bit content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年6月09日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
最近筆記用具を使っていて思うことがあります・・・ 消しゴムが汚い! 私は消しゴムを買うと、最初の1~2カ月ぐらいはスリーブをちゃんとつけて使うのですが、気づいたらスリーブがなくなっています。そしていつも黒鉛で汚れあちこち切れかかっている消しゴムだけが筆箱の中に残ります。おそらくやたらビリビリ切れるスリーブをうっとうしく感じ、スリーブを捨ててしまうのだと思います。 そこで私は、丈夫なスリーブを作って新品の消しゴムをすぐに入れて使えば、消しゴムが汚れることはなくなると考えました。 とりあえず消しゴムのサイズを計り、プラスチック樹脂でも丈夫さを確保できるような厚さで設計しました。それがこちらです。 そしてこれを3Dプリンターで出力し、実際に使ってみたものがこちらになります。 割ときれいに出力されていました。ぴったりなサイズ感で、使いにくさも特に感じませんでした。 このスリーブ自体も水で洗うことができ、かなりきれいに消しゴムを使うことができると思います。 また私は手が大きく、普段消しゴムを使うときに若干の使いにくさを感じています。しかし完成後、この極厚スリーブを装着して使うことでその使いにくさも改善されているということに気が付きました。
第七回 3Dプリンター 個人課題 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年6月09日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
私たちの班は、西村光琉のメガネスタンドを改良することにした。 まず改善点として、二枚の板が接着されていないため安定性がないこと、元々作った支えもサイズが合わないため自立しないことが挙げられた。 私たちはそれを両立するために、その二枚の板をドンピシャで挟み込むことができ、なおかつ安定性を確保できるような底面積を持ったスタンドを設計した。それがこの形である。 狼型の板の厚みはデータ上のものと実際のものとで差異が生じるため、実際に厚みを計って溝の幅を設計した。底面積は「こんだけありゃ立つべ」という憶測のもと、スタンド本体のデザイン性を邪魔しないようなサイズ感に収めた。 実際に出力してはめてみたものがこちらである。 かなりきれいに出力でき、はめてみたところサイズはぴったりで自立性も確保できていた。 データ上の数値だけを見て設計するだけでなく、現物のサイズを見て作るものを調整することも大切だということが分かった。
第七回 3Dプリンター 班課題 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年5月31日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
最近お金の減りが激しい・・・それが私の悩みです。大学生になってから財布のひもが緩くなりがちで、気づいたらなくなりそうなんてことが多いです。 そこで私は、micro:bitで「一定回数以上財布を開いたら、開くたびに悲しい曲が流れる装置」を作ろうと考えました。これがあれば、いやでも財布を開きたくなくなるはずです。 これがプログラムです。曲が大部分を占めていますが、構造自体はシンプルです。 作る過程で、何をトリガーとしてカウントするのかを考えました。財布を開くたびにボタンを押してカウントするのであれば、おそらくいつか押さずに支払いをするようになると思います。なので、「ロゴが上になったとき」をカウントのトリガーとすることで財布を開けば無条件にカウントされる装置を作ることにしました。曲は単純に音階が分からないため、自分でメロディーを探しつつ作りました。 作ってみて、何を動作のトリガーとするのかを考えるのは意外と頭を使うと思いました。micro:bitにはトリガーとなり得るブロックがたくさんあるため、積極的にいろいろ使ってみたいと思います。
第六回 micro:bit 個人課題 content media
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年5月31日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
皆さん、コンビニなどで個室のトイレを使いたいのに、なぜかずーーーっとトイレが空かないこと、ありませんか?こちらが苦しんでいるのに、相手はドアの向こうでは寝てしまっていたりしているかもしれません。起きている人はノックすれば出てくるかもしれませんが、寝ている人は出てこないこともあります。しかし店内のトイレで、大声で「起きろや!!!!」などと叫べる人も多くないはずです。 そこで私たちはmicro:bitの無線機能を用いて「トイレの中で起きているか確認する装置」を作り、個室内及びドアに張り付けて使うことを考えました。また、ただ起きていることを確認するだけでなく、音を鳴らして起こせるような装置であれば、寝ている人も起こせると考えました。 これがプログラムです。左が送信者用(ドアに張り付ける)、右が受信者用(個室内に置く)です。 作動させてみてプログラム上の問題はなかったのですが、microbitの音は少し小さめであることに気が付いたため、高音でかつ長く耳を刺すようなメロディー(短音)が流れるように設定しました。これであれば人間が違和感を感じる音であるため、起きるであろうと思います。なお、A+Bボタンを押してLEDに「o」が表示された時点で、A+Bボタンを押し続けるのはやめてあげてください。 プログラム上問題がなくても、実用的な面で課題が湧き上がってくるということがあるということが学べた。人間の性質を視野に入れることも大切である。 班員:渡部泰介・西村光琉
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渡部泰介
時の魔術師
時の魔術師
2021年5月25日
In 【終了】(2021年度)ものづくり入門
私はヘッドホンスタンドを作りました。 材料はラワン材のベニヤ合板(厚さ5mm)で、 スピード150、パワー100、回数2の設定で綺麗に切断できました。 Tinker CADで設計する際に溝の規格を間違えたため、少し無理やりはめる形になりました。しかしこれがむしろよかったようで、きつめにはまっているが故にヘッドホンをかけても柱が抜けませんでした。 割と重宝しています。
第5回レーザー加工機 個人課題 content media
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渡部泰介

時の魔術師
ミュージックラバー
グラビティマスター
光を求める旅人
GO BAAAN
世界線の観測者
ベリファイヤー
魔素を分けし者
スレシホルダー
ダル・セーニョ
Mk-Ⅱ
ペーパークラフター
+4
その他
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