どのような保護ケースにしようかとても悩みました。そこで私は、Facebookの「技術教室グループ」というグループに頼ることにしました。「技術教室グループ」には、技術教育に携わる方が所属しています。主に技術教育に関わる情報交換や実践共有をしている非公開グループです。micro:bitを授業などで使っている先生方から貴重なコメントをいただけました。
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【技術教室グループに投稿した内容の一部】
『…どんな保護ケースにしようか考えてみました。しかし、micro:bit+拡張基盤を包める保護ケースが商品として売られているものも見つからず…そもそも私はmicro:bitを使うのも初めてに等しく…何か参考になるものがあれば教えていただきたいです。』
【A先生からのコメント】
『 https://www.switch-science.com こちらにケースは販売していたかと思われます。こんなものがありますね。https://www.switch-science.com/catalog/5376/ 拡張は何をつけるかで変わりますね。』
【B先生からのコメント】
『市販品にはビス止めするタイプもありますが、ケースから出してロボットに差し替える場面もあり、抜き差しが簡単なものが望まれます!アマゾンで探すといろいろありますよ!!』
【C先生からのコメント】
『そもそも何のために必要なケースなのかでケースの形状は変わるかと思います。スイッチサイエンスのボタン電池が組み込める明らかにアクリル板をレーザー加工しただけのケースを購入したことがありますが、私には必要ありませんでした。しかししばらくして電極が腐食し始めなんらかの対策をと考えこうしています。これもケースですよ。MDFをレーザー加工してます』
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これらのコメントから、デザインに次の3点を含めることにしました。
A先生のコメントから…①LEDの周りが四角で囲まれているもの
B先生のコメントから…②抜き差しが簡単なもの
C先生のコメントから…③安定すること
①LEDの周りが四角で囲まれているもの
A先生が紹介してくださった保護ケースは遮光板が付いているものでした。[https://www.switch-science.com/catalog/5376/]
その保護ケースで私が注目した点は、LEDの周りが四角で囲まれていることです。LEDが光ったときにより明るく見えそうだなと思い、デザインに取り入れようと思いました。
②抜き差しが簡単なもの
➡(a)micro:bitと拡張基盤で保護ケースが分かれていること
・micro:bit単体で使うときなど、分かれていると「抜き差しが簡単」になると思いました。
➡(b)工具を使わず、自分の手だけでmicro:bitや拡張基盤から保護ケースを外せること
・保護ケースをねじで固定すれば高さの調節は簡単ですが、取り外したいと思ったときに工具がないと不便だと思いました。そして、小学生でも簡単に保護ケースが取り外しできるものがつくりたいと思いました。そこで、自分の手だけで取り外しできるものをつくろうと思いました。
③安定すること
『そもそも何のために必要なケースなのかでケースの形状は変わる』というアドバイスをもとにしました。何に使うのか決まってはいないので、とりあえず机上に置いた際に安定する保護ケースにしようと思いました。
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【出力・切断】S:300、P:100
寸法通りにつくりたいときは、S:300、P:100がおすすめです。
【出力・模様】S:250、P:50
細かい模様はスピードの値を小さくしてパワーの値も小さくするときれいに出ます
ほとんどの時間を正確な図面づくりに使いました。正確な図面に時間をかけたため、保護ケースは数時間でかくことができました。最後は名前を入れました。
Tinkercadでの図面はこんな感じです。
部品と部品の間が2mmあれば、レーザーで切り出すことができました。