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【終了】(2022年度)技術科教育法

公開·17名のメンバー

渡部泰介
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マイクロビットで好みの音楽を鳴らすため、音を鳴らすブロックを根気強く並べた者に贈られる称号。

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10/11 課題 Tinkercad ホッチキス

授業が終わって何を作ろうかと考え、おもむろに筆箱を漁ったら顔を出したのがこのホッチキスでした。ホッチキスは割と複雑なつくりをしており、3DCADのスキルアップのためにはちょうど良い。また、それなりに身近なものでもあり、今回の課題にはぴったりでした。


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左側の写真が先述のホッチキス、そして右側の写真がそれを元にモデリングをした姿です。


少々複雑なつくりをしているため、それなりに時間を要しました。大体の形をモデリングするだけならすぐできましたし、これまで何度も「もういいかな・・・」などという考えが頭に浮かんだりしました。しかし、自分が納得いくまで、時間の許す限り全力で再現をしようと決めた私は、なかなかブレーキをかけることができず、気づけば6時間ぶっ通しで作業をしていました。前日までの作業を含めればおそらく半日は超えたことと思います。


{完全に雑談ですが、私は土・日共にAM11~PM8まではバイトで埋まっているため、締め切りギリギリのこんな時間(深夜2時~3時半)に記事を書いております・・・}




さて、今回のモデリングで、私が個人的にこだわった点・苦労した点をいくつか紹介したいと思います!



①内蔵されているホッチキスの芯


皆さま、お気づきでしょうか?

ホッチキスには、芯の残量を確認するための穴が設けられています。

そしてその中には、当然のように大量のホッチキスの芯たちが潜んでいます。


今回はその芯たちの再現にもチャレンジさせていただきました!


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滅茶苦茶に細かいっ・・・

それもそのはず、芯一つの幅はわずか0.5mmなのです。実際に測って0.5mmだとわかった時は正直再現するかどうかためらいました。

これの苦行ポイントは、この0.5mmの板たちの間を詰める作業です。矢印キーで簡単に揃えられるようにも思えますが、矢印キーで動くのは1mmずつなので、0.5mmという幅を持つ芯たちの移動には生かせませんでした・・・



②両サイドに存在する謎の溝


実はもう一点、あまり目立たないところにも、忠実なモデリングを阻む壁が存在します。

それが次の写真の部分です。


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このカーブを描く溝、一見何でもないような箇所に見えます。しかし実は、ここも苦行ポイントの一つです。

ただでさえ薄い壁にこのごくわずかな溝を掘るために、幾度となく「穴」の沈み具合を確認し、ギリギリ掘ることができるポイントを探し当てました!(最早ただの線のようにも見えますが・・・)

0.01mmの世界の調節なだけにかなり集中力を要しました。




③ホッチキスの上部の丸み


②の写真の中に、三つ目のこだわりが隠れています。それが、青色の上部カバーの丸みです!

初めはできるだけ本物に近い曲線を出すために、使う図形や縦横比、角度などを何度も調節しようとしました。しかしいざやってみると、違和感のない曲線を描くことすらも難しいということに気が付きました。

そして試行錯誤を重ね、やっと完成した違和感のない曲線がこれです。

突き詰めれば改良の余地はまだまだありますが、時間と体力が許す限りで私がこだわった点です・・・



とりあえず3つほどこだわった点などを紹介させていただきましたが、ここまで厳密にものを測って再現しようとした経験がそもそもあまりなかったので、その時点でだいぶこだわったような気がしてきてしまいました。ですがそれを差し引いても、これまで行ってきた3DCADによるモデリングと比べるとかなりこだわった点・試行錯誤をした点が多かったです!

このモデリングの課題は確実に、3DCADのスキルアップにつながったと思います!




[その他の感想・気づいたこと]

〇モデリングをしている間は集中していたためほぼ無心だったが、完成した時の達成感は大きく、総じ

 て見てみればむしろ楽しかった。また、無心とは言ったが、作業中にも様々な気づきがあって面白く

 感じるときもあった。

〇モデリングする対象の「ホッチキス」については、これまでまじまじとそのつくりを見たことが  

 なかったため、今回のモデリングを通してその仕組みなどについて学んだ部分も大きかった。

〇ものを再現することはものをよく見ることが必要になってくるため、これまで使うだけでは気が付か

 なかった、疑問にすら思わなかったことが見えてくるところに、再現することの面白さを感じた。

 また、これは技術の授業を行ってゆく上で何か活かせる部分があるように思えたので、教材の一案

 として授業を考えてみたいと思った。

〇今回かなり頑張ったように書いたが、本当に突き詰めればまだまだ改善できる点やもっとリアルに

 近づけられる点は思い浮かぶため、いずれまたチャレンジしたいと思った。




[アーカイブ]


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閲覧数:191
住岡勇宥
住岡勇宥
Oct 18, 2022

TinkerCADのこと侮ってました。TinkerCADの可能性に気づかせてくれてありがとうございます。

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