今回はソフトクリームマシーンの解体をした
全面の「Push」を押すとマシーンからソフトクリームが出てくるおもちゃ
機構は上部にソフトクリームをセットし、「Push」のパーツを押すとクランク形状の
パーツが動き、留め具が倒れてソフトクリームが落ちるという機構
分解した感想:
全て嵌め合いと爪で組んであり、分解はすぐできた。
パーツも単純でどれがどのような役割かもすぐ分かった。
これくらい単純な構造と、単純な組み立てで100円で売ることができると分かった。
だが、樹脂の型のPLが目立っていたり、リブ(補強)引けが出まくっていたりと、
品質は悪い。嵌め合いの隙間も段差があり、精度が悪い。これが100円品質。
モデリングの感想:
分解がすぐにできた半面、モデリング(トレース)に時間が掛かった。
むしろモデリング(トレース)することが課題なのか?と思うほど。
感想は、ティンカーCADで物の図面をかくことは向いていないことが分かった。
ティンカーCADは簡単なモデリングが向いていて、こういう工業製品のトレースは
できることが限られやりづらい。
設計者と対話
ソフトクリームマシンというアイデアから、ここまで単純な作りにして安く提供できる
ことは努力の賜物である。
これで子どもも喜ぶと思う。
仕事で車のボディを鉄板1枚まで解体して、塗装の膜厚と重量を測って報告書にして
私は生産技術として設計部署と会議でここは塗装が乗らない、ここは塗装が乗りすぎる
云々対話していた。
車ももちろん安く軽くすることが至上命題で、性能や商品性も必要なので、設計側の
譲れない所と生産技術側の譲れない所でよく話していた。
いくつかプロジェクトを経験すると、どんなに難しい問題もどこかで妥協点はある。
言い換えると、できないことはない。なるようになる。ということが分かる。
セリアの開発の人もお疲れ様です。
ソフトクリームマシン
「Push 」を押すと、
留め具が倒れ、ソフトクリームが落ちる。
ソフトクリームマシン写真
下から見た
下から見て、「Push」を押した
土台を外した
ソフトクリームが滑る部分を外した
全てバラした
パッケージ写真
パッケージ裏写真。横向きになってしまってすみません