突然ですが、私もこの世に生まれて約19年です。当たり前ですが、今まで多くの人とコミュニケーションをとってきました。コミュニケーションの手段も、口で会話をしたりジェスチャーを使ったりメールや電話等様々です。ただ、もう少し刺激的でワクワクするようなコミュニケーション手段を体験したい!というのが本音です。
そこで、そんな願いを叶えるために小さい頃から強い憧れを抱いていたモールス信号擬似体験装置、その名も「ピカッとポニョ信号」を作ろうと決めました。みなさんはスタジオジブリの『崖の上のポニョ』という作品をご覧になったことはありますか?私は小学生の時に金曜ロードショーでみました。あの作品の中で主人公の男の子が船にいる父親とモールス信号を用いて会話をするシーンがあります。秘密の暗号というドキドキ感に魅了されいつか自分もやってみたいという思いを抱くようになりました。プログラムを組もうと思った経緯はこの辺にして早速本題に入っていきます。
まず、今回私が目指したプログラムはボタンを押している間LEDと一定の高さの音が同時に作動するという装置です。実際に映画に登場する装置は、ボタンを押すと光とともに「カシャッ」という音が出るのですがそれを再現するのは難しいと感じたため、高いドの音を鳴らして効果音(「カシャッ」)の代用としました。

〜1回目〜
初めに行ったプログラムでは、音が出る長さを前もって決めてしまっていました。これにより信号を自分で打つ楽しさが半減してしまっていると気がつきました。また、2回目以降ボタンを押してもLEDが点灯しないという悲劇のプログラムになっていました。いちいちリセットボタンを押すのは面倒なので失敗を踏まえてもう一度組み直してみました。

〜2回目〜
次は、ボタンを押している間だけ音が流れるように論理ブロックを用いて、先ほどよりも細かくプログラミングをしてみました。実際にボタンを押してみてもLEDの光にも音にも問題は見られませんでした。
しかし、このままではあまり工夫のない作品になってしまうと感じたので余っていたBボタンを活用して信号を打ち間違えたことを相手に伝えるプログラムを追加してみました。モールス信号は「・」と「ー」の二種類のみで成立しているので打ち間違えると相手に正しい内容が伝達できないという難しさがあります。ですので、もう一度最初から信号を打ち直す合図としてLEDの10回点滅と高い音を鳴らすプログラミングをしました。
実際に使ってみました。映画の再現です笑もちろんこのように「ポニョごっこ」にももってこいですが家族や友達とのコミュニケーションの中でも擬似モールス信号を使えたらなんだかワクワクしませんか?私はとてもワクワクしますしいつもより刺激的なコミュニケーションツールになると思います。
また、この活動を通して耳の不自由な方とのコミュニケーションの手段としても使用できるのではないかと感じました。手話というツールがほとんどですがモールス信号のような光で文字を決めて会話することができたら普段よりも少し楽しくコミュニケーションがとれるのではないかと思いました。現在公式の場でのモールス信号の使用はアウトらしいのですが、日常生活に少しの刺激「ピカッとポニョ信号」はいかがでしょうか?ただ、信号の送り手と受け手が文字を覚えておかなければいけない点は課題ですが...笑
うおおおお.音と光でモールス信号できてますねー!!動画も海の音や船の画像もあって最高ですね〜! 「悲劇のプログラムになってしまいました」という一文で笑いました。